遺伝子による脳の使われ方の違いをベースにしたDNA心理学について書いています。
DNA心理学の全体像も知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
くまた
さけくん
職場やバイト先で、他の人の仕事ぶりをこんな風に思ったことがある人はいませんか?
このような価値観の違いが人間関係を悪くすることは多々あります。
ありますよね?
ボクはあります!!←
価値観は育ちの中でだんだんと育まれるものです。
しかし、現代科学では遺伝子レベルで脳の情報処理が随分違うことがわかってきています。
つまり、ある一定の価値観は生まれ持った特性だということです。
その遺伝子からくる脳の特性は、遺伝子の若さの違いに原因があるそうなんです。
もともとの脳の特性から生じてしまう価値観の違いを受け入れ、人間関係を上手に築くためには、その違いについて「知る」ことが大切です。
今回は遺伝子レベルの違いからくるコミュニケーションギャップについてお伝えします。
違いを知って、上手に人間関係に活かしましょう!
Contents
遺伝子の発生時期による違い
遺伝子の若さの違いによって、ボクたちの脳の使われ方は変わってきます。
DNA心理学では、この「若さの違い」に応じて
古い遺伝子を「縄文系」
若い遺伝子を「弥生系」
と呼びます。
縄文系遺伝子と弥生系遺伝子は「遺伝子の発生時期」の差が数万年あります。
発生時期の数万年の差が、外の世界の情報を処理するための脳の使い方・情報処理の違いとなります。
これが思考や行動の違いとして出てくるんです。
これは生まれ持った脳の違いであり、つまりは自分の持つ性質です。
くまた
ボクは目が小さく、完璧な一重まぶたですが、菅田将暉さんや福士蒼汰さんが大きな目に綺麗な二重まぶたです。
脳の違いというのも、これくらいの生まれ持った違いなんです
くまた
くまた
縄文系と弥生系の特徴
次に縄文系と弥生系それぞれの具体的な違いについて見ていきます。
縄文系の遺伝子の特徴
縄文系遺伝子は弥生系よりも古い遺伝子です。
その名の通り、古い系統の遺伝子であるため、遺伝子にたくさんの情報が保存されています。
そのため自転車の乗り方や技術、ノウハウなど、体や経験で覚える「手続き記憶」が得意です。
『手続き記憶』
同じような経験の繰り返しにより獲得される。一旦形成されると、意識的な処理を伴わず自動的に機能し、長期間保存される。
(出典:「脳科学辞典」)
これは必ずしも言葉にすることができない記憶のことです。
いわゆる潜在意識(無意識)のこと。
縄文系の人は無意識的・感覚的に物事を捉え理解する性質があります。
そのため、周りの多くが共感することに共感できないといったことも多々あります。
潜在意識を活用できる点で言えば、縄文系の人は複数作業、いわゆるマルチタスクで同時に進める人が多いです。
意識を1つに向け続けるのではなく、無意識が自動的に処理してくれているからです。
そのため基本的に縄文系の人はスピーディ。
「効率的」とか「合理的」というキーワードを好みます。
くまた
- 古くからの遺伝子
- 手続き記憶が得意
- 無意識的な部分が働きやすい
- 効率的・合理的というキーワードにヒットする
弥生系の遺伝子の特徴
続いて弥生系の遺伝子についてです。
ちなみに日本人の半数以上はこの弥生系遺伝子だと言われています。
縄文系とは逆で、より現代に近い時期に発生した若い遺伝子です。
弥生系の遺伝子は一般的な知識や、経験的な情報を記憶しておく「陳述記憶」が得意です。
『陳述記憶(宣言的記憶)』
陳述記憶とはイメージや言語として意識上に内容を想起でき、その内容を陳述できる記憶である。陳述記憶はさらにエピソード記憶と意味記憶に分類される。
(出典:「脳科学辞典」)
手続き記憶とは反対に、言葉にできる記憶のことを陳述記憶と言います。
つまり顕在意識です。
経験したことを記憶として蓄積することが得意ですが、その分経験のないことに対しては戸惑うことが多いです。
また、顕在意識が優位だと一つ一つに意識を向ける性質があります。
そのため、弥生系の人は作業においては1つずつ着実に取り組み、1つ1つの作業を丁寧に行おうとします。
文化的な背景として、弥生系の人は農耕革命によってその生活の範囲を広げたため、組織やグループで動くことに抵抗が少ない人が多いです。
ルーティンワークも比較的苦にならない人が多いといえます。
- 比較的若い遺伝子
- 陳述記憶が得意
- 顕在意識が優位に働く
- 組織・グループに属することに抵抗がない
性質の違いからくる評価の仕方
ここまで見てきたように遺伝子の若さに応じて、それぞれかなり異なる特性を持っています。
一般的に言われる「この人とは合わない」というのは価値観の違いが原因ですが、その価値観を決める大きな要因が遺伝子であり、遺伝子の発生時期の違いです。
そのため、それぞれの特性を理解していないと「合わない」という表現の通り、お互いに不当な評価を下してしまいます。
例えば職場での仕事場面。
縄文系→弥生系
縄文系は感覚的、かつ合理的・効率的な人が多いため、作業の進行スピードに注目してしまいます。
つまり効率的に作業に取り組みます。
そのため、1つずつ着実に取り組む弥生系の人に対して「非効率的」だと感じてしまいます。
弥生系→縄文系
弥生系は顕在意識が優位に働くため、1つ1つに意識を向けて作業を行います。
だから、効率を意識して同時進行で作業を進める縄文系の人の姿を見ると、1つ1つを「丁寧に行なっていない」ように感じてしまいます。
職場での人間関係のトラブルは、縄文系と弥生系の性質の違いによって起こるケースが多いと考えられます。
くまた
けど、それぞれの性質を個性や利点として見たら、相手への評価も変わってくるよね?
今までは違いによってストレスと感じていた相手も、遺伝子レベルの性質の違いによるものなんだと理解するだけで心が軽くなります。
DNA心理学は、科学的な遺伝子検査を用いてわかる違いの理解を通して、許せなかったことが許せるようになる可能性を与えてくれます。
まとめ
さけくん
くまた
遺伝子解析の技術が進んだことで生まれたDNA心理学は、あくまで科学に基づいて脳の使い方をベースにその人のパーソナリティを理解します。
脳の使い方や祖先のルーツから深く自分を知れるため、おそらく今後普及してくる自己理解ツールには間違いありません。
しかし、今回見てきたように、DNA心理学を扱う意味とは自己理解にとどまらず、人間理解まで広がる点にあります。
科学的に自分たちを知れて、自分以外の人も知ることで、以下の3つの順序で人間関係をよくしていけます。
- 性質が違うことへの理解(知識)
- 違いを認める・受け入れる(感情)
- 違いを尊重し合う(行動)→違いのいいところを仕事や生活に結びつける
お互いを理解し合う、お互いを尊重し合う、そんな世界の実現にDNA心理学は欠かせないと確信してます。
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申し込みフォームの紹介者欄には「くまた」と記入してもらえれば大丈夫です。
くまた
検査をしたよ!という方は声かけてください!
一緒にDNA心理学のお話ができるのを楽しみにしています!
そんじゃ、お疲れしたで!
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